JCOM株式会社のプレスリリース
JCOM株式会社(J:COM、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩木陽一)の動画配信サービス「J:COM STREAM」アニメ見逃し特設サイトでは、大人気声優・鬼頭明里さんの独占インタビューを公開中です。また、「J:COM STREAM」では、『地縛少年花子くん』シリーズ、『鬼滅の刃』シリーズをはじめ、鬼頭明里さんの出演作品を見放題で好評配信中。ぜひ、インタビューとあわせてお楽しみください!
▶鬼頭明里さんインタビュー全文はこちら
https://www2.myjcom.jp/special/tv/vod/minogashi_anime/interview/kitouakari_1/
『地縛少年花子くん』の八尋寧々役、『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役、『虚構推理』の岩永琴子役など、数々の人気作品で印象的なキャラクターを演じている声優・鬼頭明里さん。天真爛漫な少女のハイトーンから冷静で理知的な大人の女性のロートーンまで、幅広い声域と繊細な表現力で、さまざまなキャラクターに命を吹き込みます。インタビューでは、『地縛少年花子くん』との出会い、アフレコでのエピソードなど、作品へ込めた思いのほか、声優、そしてアーティストとして活躍する鬼頭さんの進化する表現の軌跡を、全3回にわたってお届けします。
━━『地縛少年花子くん』のアニメシリーズではED曲も歌われていますよね。同作品との出会いからお聞きできますか?
鬼頭:元々、マンガの第1巻が発売されたときにいわゆる“表紙買い”をして、面白い作品だなと思ったのが『地縛少年花子くん』との出会い。「アニメ化するならすごくやりたい」というのは、アニメ化が決まる前から思っていました。
そして2020年にアニメ化することが決まって、オーディションを受けることになったんです。そんな気持ちだから、オーディションに受かったとき、すごく嬉しかったのを覚えています。
ちなみに、花子くん役の緒方恵美さんはオーディションの段階ですでに決まっていて、そのオーディションでは全員が「緒方さんとお芝居をする」というめずらしいスタイルのオーディションでした。
だから緒方さんはずっとスタジオにいて、八尋寧々の役を受ける人たちが、どんどん入れ替わりで掛け合いしていくという感じ。
━━すごい豪華なオーディションですね…!緊張はしませんでしたか?
鬼頭:いや、むしろ緒方さんが花子くんを全開で演じてくださるので、私としては掛け合いもやりやすかったです。
ただ寧々という役が、自分の中でのイメージが、私の地声とすごくかけ離れたキャラクターだったので、めちゃくちゃ高い声を作ってオーディションにのぞんだんです。
それがいいのか悪いのかもわからなくて、客観的に聞いたら無理しているように聞こえるんじゃないかという不安も大きかった。
でもありがたいことに選んでいただいて、そこでようやく「この声でよかったんだ」って思えた。もう4~5年前になりますが、第1期の頃はそんな思いもあったのですごく楽しく寧々を演じさせていただいた記憶があります。
━━現場での雰囲気、アフレコ時の共演者との思い出などはありますか?
鬼頭:現場はすごく仲良くて、みんなで飲みに行ったりもよくしていました。
アフレコでいうと、やっぱり緒方さんとの共演が、私の声優人生に大きく影響を与えていただいたと思っています。それまで私は、マンガを読んでいて頭の中でイメージする声を再現するという意識で、アニメのアフレコにのぞんでいたんです。でも、緒方さんは現場での共演者のお芝居だったり、相手との感情だったりをすごく大事にしている役者さんで。その緒方さんから、第1期が録り終わったあとの飲み会で「君はこのままだと行き詰まるかもしれないな」と言われたんです。
━━行き詰まる…! かなり直球の言葉で言われたんですね。
鬼頭:そうなんです。で、私が「なんでですか?」って聞いたら「録り直しでもう1回やるときに、私がお芝居をどれだけ変えても同じものが返ってくるんだよね」と。
言われてみると、私、確かに相手のセリフを聞けていなかったんですよね。私の中で「寧々はこう喋るもの。こういう感情で喋るんだ」と考えて、私と寧々という「個」でお芝居をしていた。でも掛け合いって本来、相手のセリフを聞いて、それに対して返すことで出来上がる「和」でお芝居をするものなんですよね。そのことに、緒方さんの言葉で気づきました。
━━お芝居への姿勢というか、考えること、気にすることがガラッと変わりそうですね。
鬼頭:それまではアフレコ前の台本チェックも「ここの台詞はこういう感情」「話の流れとして、ここはこういう言い方」というのを家で決めてから練習していたんです。でも、それをしすぎると演技が決め打ちになってしまうので、その準備は最低限でいいのかなと思うようになって、逆に練習量は減らしていきました。ただ、現場では相手のセリフに対してとっさに感情をのせて反応してお芝居をしなければいけないので、その変わりキャラクターの感情や性格のほうを、より考えて自分の中に入れるようにして。
━━やり方を大きく変えた。変えてみて、やりづらさはなかったですか?
鬼頭:むしろすごくやりやすくなって、音響監督さんのディレクションに対しても、現場でより柔軟に変えることができるようになりました。家でお芝居を決めてくると、「自分の中ではこう」という固定観念がなかなか消せず、現場のディレクションにもあんまり応じられないことがあったので。最近になって 『地縛少年花子くん』第2期で改めて緒方さんと共演したときに「自由に楽しんでやれるようになってるね」と言っていただけたんですよね。あのとき、緒方さんにかけていただいた言葉で、ちゃんといい方向に自分が変われていたんだな、っていうのが『地縛少年花子くん』を通じて数年越しに確認できたような気がしました。……
鬼頭明里さんのインタビューは全3回にわたって公開!お楽しみに!
▶インタビュー全文はこちら:
https://www2.myjcom.jp/special/tv/vod/minogashi_anime/interview/kitouakari_1/
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