「ロシア軍上陸!」「北海道が、ウクライナになる!」──元自衛官・砂川文次の芥川賞候補作を禁断のコミック化!『小隊』本日発売!

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株式会社文藝春秋のプレスリリース

株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)は、芥川賞作家・砂川文次さんの原作で同賞候補作にもなった『小隊』(文春文庫)をコミカライズ。柏葉比呂樹さんの鮮烈な作画による『小隊』が、本日3月21日に発売されます。電子版も同日配信します。

■コミック『小隊』とは

ロシア軍が北海道に侵攻、迎え撃つ自衛隊──。ウクライナ戦争を彷彿とさせるタイムリーな設定と、迫真の戦場描写で話題となった原作小説『小隊』。元自衛官で芥川賞作家である砂川文次さんの衝撃作を、ミリタリー漫画の精鋭として知られる柏葉比呂樹さんがビビッドにコミカライズしました。

■内容紹介

──宣戦布告のないまま新千歳空港をはじめ重要施設をミサイル攻撃した後、ロシア軍は道北と道東の二方面から北海道に上陸してきた。道内への侵攻をうかがう敵軍に対し、陸上自衛隊は釧路に展開する第27戦闘団を中心に防衛壕を整え、迎撃態勢を固めようとしていた。

1カ月後、住民の避難誘導を担当していた3尉の安達小隊長は、中隊指揮所(CP)から呼び出しを受ける。集まった小隊長らを前に、武田中隊長は「明日早朝、ロシア軍がここに到達する可能性がある」と告げる。迫り来る戦車(T-90)、歩兵戦闘車(BMP-2)、装甲車……。いよいよ”ホンモノの戦闘”が始まるのだ──。

※初出:『文春オンライン』 (2024年8月~2025年1月)

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砂川さんの原作では、日本人が知らないリアルな戦場シーンが注目を集めました。コミック版では、柏葉さんの圧倒的作画力により、戦車、銃器、軍装備等がより克明に描写されています。2024年8月から

2025年1月にかけて文春オンラインで連載され、リアルな戦場描写が大きな反響を呼びました。

ロシアによるウクライナ侵攻の帰趨が、トランプ米大統領の登場により不透明化する現在、本作に対する世間の関心は一層、強まることが期待されます。

発売前から大きな話題を集める本作は、とくに北海道の書店で多くの事前注文をいただいています。


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■原作・砂川文次さんからのコメント

「陸上自衛隊 一個小隊 約30名 彼らは圧倒的なロシア地上軍を前にどう戦うのか。

この作品は、『ホンモノの戦闘』を知らない日本人が、唯一、イメージだけを武器にして現実に肉薄した、覚悟の記念碑だ」

■漫画・柏葉比呂樹さんからのコメント

「目と鼻の先、北海道と海を挟んでたった3.7km先にロシアが実効支配している北方領土があります。

肉眼で見えるほど近いその島々から本気の敵意が注がれたら、私たちの住む街はどうなってしまうのだろう……。

道内在住の私は、そんなことを考えながら作画に取り組みました」

■推薦者・小泉悠さん(東京大学先端科学技術研究センター准教授)からのコメント

「読みながらウクライナの戦禍に思いを馳せた。これは私たちが生きる時代を描いた21世紀の漫画だ」

■担当編集者のコメント

「コミカライズにあたり、最も難行したのが漫画家の人選でした。作中に登場する銃器や戦車を的確に表現することのできる漫画家がなかなか見つかりません。候補者探しに1年を費やした頃、ある同人誌即売会で柏葉比呂樹先生の精緻なミリタリー・イラストレーションに出会い、「これだ!」と快哉を叫びました。自衛隊の陣地や装備、各種兵器に関しては、資料の提供を含め砂川先生に全面的に監修いただきました。その成果は──ぜひコミック『小隊』をご覧いただければと思います」

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■砂川文次(すなかわ・ぶんじ)プロフィール

1990年、大阪府生まれ。元自衛官。

2016年「市街戦」で第121回文學界新人賞、2022年「ブラックボックス」で第166回芥川賞を受賞。著書に『戦場のレビヤタン』『臆病な都市』『小隊』『ブラックボックス』がある。

■柏葉比呂樹(かしわば・ひろき)プロフィール

1975年、北海道生まれ。

2007年「甲子園スーパースター名勝負 K・Kコンビ 終わらない夏」で漫画家デビュー。著書に『映像ディレクター越智は見た 世界怪奇録』(原作・越智龍太)など。

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■書誌情報

書 名:『小隊』

原 作:砂川文次

漫 画:柏葉比呂樹

装 丁:B6判・並製カバー装

定 価:902円(税込)

発売日:2025年3月21日

ISBN:978-4-16-090198-8

書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160901988

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