「佐世保小6女児同級生殺害事件」被害者遺族の再生を描く新連載『ひみつ―佐世保事件で妹を喪ったぼくの話―』コミックバンチKaiにてスタート

2025年12月12日(金)正午より、株式会社新潮社のWebマンガサイト「コミックバンチKai」にて、新連載『ひみつ―佐世保事件で妹を喪ったぼくの話―』をスタートします。

株式会社新潮社のプレスリリース

本作は、2004年に起きた「佐世保小6女児同級生殺害事件」において、被害者の兄の視点から事件前と事件後の家族の変遷について綴った、川名壮志氏によるノンフィクション『僕とぼく 佐世保事件で妹を奪われた兄と弟』(新潮文庫)を原作とする漫画作品です。

衝撃的な事件の裏側で、被害者遺族が自らの心の傷とどのように向き合っていったのかを描く、喪失と再生の実話です。

コミカライズを担当するのは棚園正一氏。自身の不登校時代の体験を、漫画家・鳥山明氏との交流と共に描いた『学校へ行けない僕と9人の先生』(双葉社)を代表作に持ち、現実に直面する困難と心の痛み、そして修復の過程を丁寧に描くことに長けた漫画家です。

また、コミカライズにあたり、本作の主人公であり、事件の被害者である御手洗怜美さんのお兄様からコメントをいただいております。

「誰かに頼ることは大切だ」ということに、当時のぼくは気付くことができませんでした。ぼくの目の前には、憔悴した家族がおり、ぼく自身のことを考える余裕は全くありません。こういった時、子どもが一人で抱え込まないように、共に考えてあげられる大人の支援が必要です。この作品が、子どもの声に寄り添いながらも、どうすればその手助けができるか悩んでいる大人たちへのヒントになれば幸いです。

本編の冒頭8ページ(プロローグ)を一部ご紹介いたします。

▼作品のつづきはこちらからお読みいただけます。

https://kuragebunch.com/episode/2551460909881485015

作品紹介

『ひみつ―佐世保事件で妹を喪ったぼくの話―』

新聞記者・御手洗恭二の次男として生まれた御手洗純一。一番下の妹の怜美は純一と一番親しい間柄だった。その妹が殺された――。2004年6月に佐世保で発生した小六女児同級生殺害事件。加害者は11歳。妹を喪った純一たち遺された家族の再生を綴った真実の記録。

原作:川名壮志『僕とぼく 佐世保事件で妹を奪われた兄と弟』(新潮文庫)

漫画:棚園正一

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