Live2Dを使ったオリジナル作品コンテスト第12回目（2025年度）のグランプリが決定！12月12日(金)開催のイベント『alive 2025』内にて受賞11作品の表彰が行われました。
株式会社Live2Dのプレスリリース
2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術「Live2D」の開発を行う株式会社Live2D（本社：東京都新宿区、代表取締役：中城哲也、以下、Live2D社）は、2025年12月12日(金)にLive2Dを使ったオリジナル作品のクオリティを競い合う、年に一度の大型コンテスト『第12回 Live2D Creative Awards』の受賞11作品を発表いたしました。
Live2D Creative Awardsとは
Live2Dを使ったオリジナル作品のクオリティを競い合う年に一度のコンテストです。
クリエイターが自身の持つ技術力と創造力を最大限に発揮し、クリエイターとしての新たな可能性の発見や、Live2D表現の更なる次元にチャレンジするきっかけとなることを目指しています。
「動画」や「ゲーム」、「キャラクター・アバター」、「インターフェース」など、Live2Dを使っていればどんなジャンルの作品でもご応募が可能です。
※本年度分は2025年6月2日(月)～2025年9月30日(火)の期間で作品募集を実施いたしました。
【コンテスト結果を特設Webサイトでチェックする！】
https://www.live2d.com/event/awards12/
第12回 Live2D Creative Awards 審査結果
【グランプリ：1名】
最も優れたLive2D作品
▼「ドリーム・ドリップ・ライブ！」ノンテロップOP映像／ひるまねる
https://www.youtube.com/watch?v=p_WCP6XFlNg
▼審査員コメント
アイドルアニメらしい雰囲気やシーン構成、指先までこだわった繊細な動き、曲とのシンクロ、カメラワークや光の演出など、Live2D技術を駆使した完成度の高い作品です。個性豊かなキャラクターたちが生き生きと表現され、アニメのオープニングを見ているかのようなわくわく感を味わわせてくれました。
【特別賞：1名】
Live2Dを用いてつくられたジャンル不問の優秀作品
▼Live2Dにおける3Dモデルの新制作手法の検討／花藤みくに
https://www.youtube.com/watch?v=FEVRftyzRxY
▼審査員コメント
Live2Dでの3D表現を手軽に、そして高いクオリティで実現するための革新的な手法が印象的でした。汎用性や扱いやすさに工夫が凝らされ、アニメーションやゲームなど幅広い分野への応用も期待されます。新たな可能性を切り拓く、そのチャレンジ精神に心から拍手を送りたいです。
【映像表現作品賞：1名】
アニメーション映像美やLive2Dの新たな表現技法を生かした作品
▼SNOOZE／Suika瓜子
https://youtu.be/wah0pzu1dag
▼審査員コメント
1つのモデルで多彩なカットや立体的な表現を実現されている点が大変印象的です。可愛らしい絵柄や、カメラワーク・アニメーションの自然な動きに加え、輪郭線の工夫など、2D表現の枠を広げる斬新な発想と技術力が光る作品でした。
【インタラクティブ作品賞(ゲーム・アプリの部)：1名】
ゲームやアプリなど、ユーザーとのインタラクション要素や、ユーザーの体験価値が高い作品
▼Live2Dモデルを読み込んで漫画を作れるツール／studio sheeep
https://x.com/studiosheeep/status/1973036158339920026
▼審査員コメント
マンガ表現とLive2Dの親和性を活かし、原画をそのまま動かせる新たな可能性を感じさせる作品です。コマ割りや背景合成なども柔軟に行える技術に、多くのクリエイターの表現力と制作環境を広げる力強い未来を感じました。今後の発展がとても楽しみです。
【インタラクティブ作品賞(AI・会話インターフェースの部)：1名】
AI・会話エンジン等のインターフェースとしてのLive2Dの可能性を感じさせる作品（アート作品や技術デモなど形態は問いません）
▼かわぷれ／卯木
https://youtu.be/aCgrPf6T3V0
▼審査員コメント
Live2Dモデルを活用したプレゼンテーション代行という新しい発想が光る作品です。手持ちのモデルをカスタマイズして手軽に活用でき、プレゼンが苦手な方にも心強いツールだと感じました。今後、AI連携やさらなる機能追加によって、多様な活用への発展を期待しています。
【Live2Dモデル賞：1名】
デザイン性や、可動域が優れたLive2Dモデル作品
▼全身3D机器人 / 可算加法／卡米雷特
https://www.bilibili.com/video/BV133hJziE6x/
▼審査員コメント
3D的な動きをLive2Dで実現し、その中でも圧倒的な完成度を誇る作品です。なめらかでいきいきとした動きに加え、表情やギミック、物理演算など細部まで丁寧に作り込まれており、独自の工夫や職人技が光ります。立体感と表現力の高さが大変印象的でした。
【学生賞（大学・専門学生の部）：3名】
学生（大学・専門学生）に該当するクリエイターの手によってつくられた優秀作品
▼今までに見た中で最も精密なVTuberモデル！／星野 瞳/Hitomi Hoshino
https://youtu.be/RCaqB6CMnjg
▼審査員コメント
髪の毛の細やかな表現や、物理演算による自然な動きがとても魅力的なモデルです。丁寧なパーツ分けにも高い技術力が光っており、髪の反射やゆらめきが作品全体の完成度をさらに高めていると感じました。
▼VENDING MACHINE／塩ながす
https://youtu.be/u3g8-T7hpsA
▼審査員コメント
物語世界を「のぞく」という体験をLive2Dで巧みに表現し、作品全体の雰囲気やビジュアルの美しさが大変印象的でした。インタラクティブな要素や昼夜で変化する景色など細部まで丁寧に作り込まれており、作品に引き込まれるような感覚を味わうことができました。
▼-Beyond the Screen-／桜餅みなと/きるゑゆ
https://www.youtube.com/watch?v=cO8enjzHlNM
▼審査員コメント
画面内のキャラクターが現実に干渉するテーマに、Cubism Editorの要素やもうひと展開を巧みに加えた、独創的で緻密な作品です。キャラクターやモデルの細やかな動き、画面越しの交流表現、さらにLive2Dならではの機能も活かされており、見る人に強い印象を残す仕上がりとなっています。
【学生賞（高校生以下の部）：2名】
学生（高校生以下）に該当するクリエイターの手によってつくられた優秀作品
▼Lee Hwan Live2D Breakdown／Tou
https://youtu.be/4bLPH2aSbPA
▼審査員コメント
モデリングにさまざまな工夫を凝らし、可動域が広く立体感あふれるモデルを見事に制作されています。立体感を生み出すための巧みなパーツ分けにより、メガネをかけた際の仕上がりに高い技術力を感じました。
▼BLACKSUGAR／そよ風カワウソ
https://youtu.be/z1GnM0RxqxA?si=aRt8Y9scqzvMmnx6
▼審査員コメント
高校生とは思えない技術と表現力が光る素晴らしい作品でした。360度モデルの応用により、アニメーションを見事に制作されており、映像作品への挑戦としても非常に完成度が高いと感じました。今後ますます技術を磨き、活躍してくれることを心から楽しみにしています。
【ファイナリスト】
▼Single Layer Model／Void
▼Animating Real Textures in Live2D／MooMooClover
▼看不见的朋友／脑水回
https://www.bilibili.com/video/BV1q629YMEoe/
▼からくりのくに／杯 時乃
https://x.com/tokino_sakazuki/status/1930168084062712287
▼180° イルカ少年「DelFynn」／DrakontKnight
https://www.youtube.com/watch?v=qn6TfF7C-ZU
▼彼女は2DからALIVEへ／KiKi&CC
https://x.com/haruka101021/status/1973030138070630865
▼BALLOON TOKAGE！／誰¿?
▼Persee Customizable Vtuber Model／softmode
https://youtu.be/5agK0Q4g218?si=IMitF5r7uxRywFqb
▼Live2Dショートアニメ「猫又くんの不思議な屋台」／WAYA
https://x.com/wayadabesa/status/1973036902636024153
▼此方ふぁんオリジナルモデル／此方ふぁん
▼【Live2d Showcase】すずた – 新モデル2025／すずた/suzuta
▼水族館女子のこだわりLive2Dモデル！／鎌井ルカ
【クリエイターズインスピレーション賞】
ご応募いただいたクリエイターの皆様による投票で、彼らが最もインスピレーションを受けたLive2D作品に贈られる賞です。
▼にじさんじ / NIJISANJI EN
ANYCOLOR株式会社 デザイン部Live2Dチーム
▼受賞チームのコメント
この度はLive2Dクリエイターズインスピレーション賞に選出いただき、誠にありがとうございます。 皆さんに楽しんでもらえる豊かな表現はもちろん、一番には「そこに本当に生きている」というリアリティを目指してLive2Dの表現を追求してまいりました。 Live2Dは何よりもパラメータ同士の形状のブレンドが容易で、且つフェイシャルトラッキングとの連携が非常に優れているため、表情同士の組み合わせによる細かな表情まで豊かに再現できるのが、何より素晴らしいと感じています。 もちろん、弊社バージョンアップ規格である「3.0」バージョンアップでも、この強みを最大限に活かして制作しています。 これからも引き続き「にじさんじ」並びに「NIJISANJI EN」をよろしくお願いいたします。 応援してくださる皆さんに楽しんでもらえることはもちろん、Live2Dデザイナーの皆さんにとっても何かきっかけになるような制作をこれからも続けてまいります。
【次回予告】2026年6月より作品募集開始！
2025年度開催となる『第13回 Live2D Creative Awards』は2026年6月より作品募集開始（予定）となります。
次回もみなさまの情熱と技術が結集した作品を心よりお待ちしております！
また、以下より本年度開催における応募作品を視聴することが可能です。
創作力とアイデアが光る素晴らしい作品ばかりですので、どうぞご覧ください。
▼YouTubeに投稿された応募作品
https://www.youtube.com/hashtag/live2dawards12
▼Xに投稿された応募作品
https://x.com/hashtag/Live2DAwards12?src=hashtag_click
▼bilibiliに投稿された応募作品
https://search.bilibili.com/all?keyword=Live2DAwards12
※お気に入りの作品を見つけた際には、ぜひともSNS等で感想を投稿しましょう！
株式会社Live2Dについて
世界に広がるLive2D
私たちは、2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術「Live2D」を中心に事業を展開しています。
「Live2D Cubism」のソフトウェアライセンス販売、Live2Dの制作と表現研究を行う「Live2D Creative Studio」、Live2Dのイラスト・モデルの売買やオーダーメイド取引ができる公式マーケットプレイス「nizima」、Live2D公式のVTuber向けトラッキングアプリ「nizima LIVE」、Live2D公式のオンライン動画エディター「nizima ACTION!!」、”Live2Dのプロ”になるためのオンライン講座「Live2D JUKU」と事業を拡大中。
現在「Live2D」は、ゲームやアプリ、VTuber、教育など国内外の様々な領域で利用・評価され、今ではみなさまの身近なところで目にする機会も増えています。「クリエイターが描きたい通りに描き、動かしたい通りに動かす」私たちが目指すこの夢に向かって日々精進して参りますので、今後の「Live2D」の進化にご期待ください。
【株式会社Live2D】
・Webサイト：https://www.live2d.jp
【Live2D Cubism】
・Webサイト：https://www.live2d.com
【Live2D Creative Studio】
・Webサイト：https://www.live2dcs.jp
【nizima】
・Webサイト：https://nizima.com
・X：https://x.com/nizima_official
【nizima LIVE】
・Webサイト：https://docs.nizima.com/promotion/nl92316
【nizima ACTION!!】
・Webサイト：https://nizimaaction.live2d.com/
・X：https://x.com/nizima_action
【Live2D JUKU】
・Webサイト：https://juku.live2dcs.jp