不朽の名作『九年目の魔法』(2025年9月刊)に続き、ジョーンズの代表作2作を新装版で刊行
株式会社 東京創元社のプレスリリース
株式会社東京創元社(本社:東京都新宿区、代表取締役:渋谷健太郎)は、英国ファンタジイの女王、ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる傑作ファンタジイ『わたしが幽霊だった時』(浅羽莢子訳/創元推理文庫)を12月18日に新装版で刊行いたします。

『わたしが幽霊だった時』は、夏の林道で事故に遭い自分が“幽霊”になっていることに気づいた少女が、時空を超えたさまざまな出来事を通じて、自分が亡くなった理由や家族の絆を探る…そんな、ほろ苦くも温かいファンタジイです。 現代英国を代表する著者の異色作を、新たな装いでお届けいたします。
著者のダイアナ・ウィン・ジョーンズは現代のイギリスを代表するファンタジイ作家として高い評価を得ています。数々の名作を世に送り出していますが、日本では宮﨑駿監督の映画『ハウルの動く城』の原作者としても広く知られています。
2025年9月にはジョーンズ作品の中でも特に評価の高い不朽の名作『九年目の魔法』を新装版で刊行しています。
【プレスリリース】『ハウルの動く城』の原作者、ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる不朽の名作『九年目の魔法』が新装版で登場!


ダイアナ・ウィン・ジョーンズの魅力あふれる作品世界を、この機会にぜひご堪能ください。
■書誌情報

わたしが幽霊だった時 【新装版】
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
浅羽莢子 訳
レーベル:創元推理文庫(F)
ページ数:314ページ
発売日:2025年12月18日
価格:1,210円(税込)
ISBN:978-4-488-57216-7
Cコード:C0197
装画:Naffy
装幀:岡本歌織
内容紹介:
歩きながら(事故だわ!)ふいにそう思った。事故に遭ったって思うんだけど、頭がぼやけてて何も思い出せない。下を見たら体がない。生垣もドアも通り抜けて家のなかに入った。部屋じゃ、だいっ嫌いな姉さんや妹たちが相変わらずのけんか。誰もあたしのことに気づかない。あたし、幽霊になっちゃったんだ……でも、なぜ? 英国ファンタジイを代表する著者のほろ苦くも暖かい物語。訳者あとがき=浅羽莢子/解説=金原瑞人
■著者プロフィール
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
1934年ロンドン生まれ。オックスフォード大学で学ぶ。3人の子どもを育ててから本格的な執筆活動を開始。現代のイギリスを代表するファンタジイ作家として高い評価を受けている。代表作に、ガーディアン賞を受賞した『魔女と暮らせば』を含む〈大魔法使いクレストマンシー〉シリーズ、スタジオジブリで映画化された『ハウルの動く城』の原作『魔法使いハウルと火の悪魔』、『九年目の魔法』、『わたしが幽霊だった時』、『ダークホルムの闇の君』、『グリフィンの年』などがある。2011年没。
■訳者プロフィール
浅羽莢子(アサバサヤコ )
東京大学文学部卒、英米文学翻訳家。主な訳書、キャロル『死者の書』『月の骨』、ジョーンズ『わたしが幽霊だった時』『九年目の魔法』、リー『堕ちたる者の書』『幻獣の書』、ピーク『タイタス・グローン』『ゴーメンガースト』など多数。2006年没。

