京極夏彦、最新刊は『猿』。恐怖の本質に迫る、瞠目の長編小説が12月22日発売!

いけませんよ。外に出ては――怖いですから

株式会社KADOKAWAのプレスリリース

京極夏彦氏近影 撮影/橋本龍二

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、京極夏彦氏の新作長編小説『』を2025年12月22日(月)に発売しました。本作は、〈巷説百物語〉シリーズや〈百鬼夜行〉シリーズで知られる京極夏彦氏が、小説家デビュー30周年を迎えた2024年より1年間、雑誌「怪と幽」で連載した長編です。

天井を見ながら同居人が口にした「猿がいる」という言葉から始まるノンシリーズの最新作が、連載に大幅な書き下ろしを加えてついに書籍化。京極作品を愛する読者はもちろんのこと、「恐怖」と「小説」の掛け合わせに惹かれるすべての読者にお読みいただきたい作品になりました。

見る人によって捉え方が変わる、異様なたたずまいの装幀にもぜひご注目ください。

本書のポイント

◆ホラー人気が盛り上がる今、京極夏彦氏が「恐怖とは何か」を描く!

『近畿地方のある場所について』など、モキュメンタリーホラーを中心にホラー人気が沸騰中の今、京極夏彦氏が「恐怖」や「恐ろしさ」とは何かというテーマに切り込んだ作品となっています。京極氏がどのように「恐怖」を描き、どのように「恐怖」を解きほぐしているのか、ぜひご一読ください。

◆異彩を放つ装幀

カバーには全面に金の箔押しが施され、見る角度によって猿が現れたり見えなくなったりする不可思議な仕上がりに。装幀は坂野公一氏(welle design)。

書店店頭用パネル画像

最新小説『猿』について

◆あらすじ

いけませんよ。外に出ては――怖いですから

「猿がいる」と言い出した同居人。

かすかに感じる、妙な気配。

曾祖母の遺産相続。 胸に湧き上がる不安。

岡山県山中の限界集落。 よく判らない違和感――。

ただの錯覚だ。そんなことは起こるはずがない。だが――。

怖さ、恐ろしさの本質を抉りだす、瞠目の長編小説。

◆書誌情報

発売日:2025年12月22日(月)

※電子書籍同日配信

定価:2,200円 (本体2,000円+税)

頁数:368頁

装幀:坂野公一(welle design)

体裁:四六判上製 単行本

ISBN:9784041157190

初出:「怪と幽」vol.017~vol.020(2024年8月刊~2025年8月刊)

※単行本化にあたり大幅な書き下ろしを加えました

発行:株式会社KADOKAWA

作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322408001786/

著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)

1963年、北海道生まれ。小説家・意匠家。印刷博物館館長。日本推理作家協会監事。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞長編部門、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどで遠野文化賞、『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞、功績などに対し第8回桑沢賞、第62回埼玉文化賞、第29回日本ミステリー文学大賞を受賞。他著に『虚実妖怪百物語 序/破/急』『虚談』『死ねばいいのに』『オジいサン』『鵼の碑』『了巷説百物語』『狐花 葉不見冥府路行』『病葉草紙』『書楼弔堂 霜夜』など、多数。

◆公式HP「大極宮」https://www.osawa-office.co.jp/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。