1月16日(金)実施HAL東京 特別上映会&トークイベント 実施レポート
株式会社ツインエンジンのプレスリリース
『呪術廻戦 第1期』『チェンソーマン』『うる星やつら』など、名だたるアニメーション作品のオープニング映像演出を手掛け、世界中のアニメファンに鮮烈な印象を残してきたアニメーションクリエイター・山下清悟。その初の長編監督作品であり、オリジナルアニメーションの『超かぐや姫!』が、Netflix映画として世界独占配信中だ。公開時にはX(旧Twitter)にてトレンド3位、公開2日でNetflixの映画ランキング1位になるなど、国内外問わず勢いは止まらない。
“音楽アニメーションプロジェクト”である本作に楽曲を提供するのは、ryo (supercell)、kz(livetune)、40mP、HoneyWorks、Aqu3ra、yuigotという錚々たるボカロPの面々。山下が得意とする、物語に寄り添ったハイセンスで情緒的な絵作りと、3Dのカメラワークによる迫力のアクションを活かし、夢と希望に満ちた仮想空間『ツクヨミ』でのライブステージと、”歌”で繋がる少女たちの絆を圧巻のクオリティで描く。アニメーション制作は、『ペンギン・ハイウェイ』、『泣きたい私は猫をかぶる』など、愛らしいキャラクターと躍動感ある映像演出が魅力の作品を生み出してきた”スタジオコロリド”と、今回がスタジオ初の作品となる、監督・山下清悟率いる”スタジオクロマト”のタッグだ。
この度、アニメーション制作などのクリエイターを志す学生向けに先行上映会とトークイベントを実施した。
監督の山下清悟をはじめ、ツクヨミでのキャラクターデザインを務めたへちまや、CG監督の町田政彌、CG背景監督の草間徹也が登壇し、アニメーションプロデューサーの桃原一真MCのもと、制作エピソードや学生との質疑応答など、貴重なトークを展開した。

HAL東京 『超かぐや姫!』特別上映会&トークイベント 実施概要
■日程:2026年1月16日(金)17:20~18:30
■場所:HAL東京 コクーンホールA
(〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-7-3総合校舎コクーンタワー)
■登壇者(敬称略):
山下清悟(監督・脚本)
へちま(ツクヨミキャラクターデザイン)
町田政彌(CG監督)
草間徹也(CG背景)
桃原一真(アニメーションプロデューサー)※MC
レポート
Netflixでの配信開始を約1週間後に控えたこの日、一般向けとしては最速となる特別上映会にはアニメーションなどの映像制作を志すHAL東京の在学生約400人が集まった。上映会終了後、興奮冷めやらぬ会場に、監督・脚本を務めた山下清悟、ツクヨミキャラクターデザインのへちま、CG監督の町田政彌、CG背景監督の草間徹也が、大拍手の中、会場中央のランウェイから登壇。アニメーションプロデューサーの桃原一真による進行のもと、トークイベントを実施した。
トークはそれぞれが自己紹介とともに本作での担当パートなどを説明した後、学生との質疑応答のパートへ。続々と学生の手が挙がるなか、山下監督は苦労したところを聞かれると、「設定を自分で考えることが好きなので、楽しみながらやっていました」と苦労を感じさせない笑顔で回答した。とはいえ、ライブシーンやアクションシーンがふんだんに盛り込まれた本作では通常の映画作品と比べて膨大なカット数を要したそうで、制作は決して簡単ではなかったと、プロデューサーの桃原が付け加えた。
仮想空間・ツクヨミのキャラクターデザインを担当したへちまは、デザインで重視したことを尋ねられると「引き算を考えないで、まずは盛り盛りで案を出すこと」と回答すると、町田らが「みんな同じだ(笑)」と同調し、会場の笑いを誘った。仮想空間のライバーという特性上、デザインには個性が必要で、魅力に説得性を持たせる部分だと力説するへちまは、実際にあるファッションからデザインを取り入れ、根拠のある内容にしていくこと、それでいてオリジナリティを出すことが重要なのだとこだわりを明かした。また、ライブシーンの衣装には動きやすさを重視したと語りつつ、終盤のライブシーンでかぐやが着用する和装風の衣装については「あまり踊らないって聞いていたからあの衣装にしたのに、めっちゃ踊るじゃないですか(笑)」と山下監督へ思わずツッコミを入れる一幕も。山下監督からは「それがいいんじゃやないですか!(笑)僕はあのシーンめっちゃ好きです」とパワフルなかぐやらしさが詰まった衣装とシーンへの愛を熱弁した。
CGが活きたシーンについて質問を受けた町田は、「たくさんCGを使用しているので決めがたいんですけれど…」と前置きしながら、冒頭やライブシーンなどで登場する色とりどりの魚が登場するシーンについて語った。美しく神秘的な映像で冒頭から観客の気持ちを掴み、ツクヨミの世界観を視聴者に伝えるという目的のためにいちからデザインしたそうで、圧倒的な量をもって、絵作りの迫力を出すことを狙って力を入れたという。
CG背景の草間へは、こだわりポイントを問う質問が寄せられ、アニメ的な美術要素と、テクスチャやライティングによるリアリティのバランスについて言及。ツクヨミの街並みで描かれている和風建築の作りこみについては「実は社員に、元建築家や建築会社出身がおり、説得力のある街並みを再現するためにかなり力を入れた」と制作の裏側を明かした。
また、クリエイター志望の学生向けのトークイベントならではの話題として使用しているCGツールの話題になると、山下監督、町田、草間3人とも使用するツールが全員違ったといい、当時は作業開始すら危うい状態だったことから、「無事に制作できるかひやひやでした(笑)」(山下)、「ゾッとする話です(笑)」(桃原)と、当時の大変さが伝わってくるエピソードを挙げていた。
ほかにもストーリーの組み立て、キャラクターの描き方など、学生からの意欲あふれる質問に真摯に答えるなか、次々と寄せられる作品への熱い感想に、監督は思わず「やったぜ」と笑みをこぼしていた。
最後には監督から、クリエイターの卵たちに向けて「自分のオリジナルタイトルを作るために牙を磨いていてほしい。マンガとは違う、アニメならではの表現を常に考え続けて、そこに価値を生むために何をすべきか考えてほしい」と熱いエールを送り、大きな拍手に包まれて本イベントは終了した。
作品情報
■作品名
『超かぐや姫!』
■あらすじ
夢と希望の集まる仮想空間<ツクヨミ>。
少女たちの出会い、そして別れのためのステージが、幕を開ける――
今より少しだけ先の未来。
都内の進学校に通う17歳の女子高生・酒寄彩葉は、バイトと学業の両立に励む超絶多忙な日々を送っていた。
日々の癒やしは、インターネット上の仮想空間<ツクヨミ>の管理人兼大人気ライバー(配信者)・月見ヤチヨの配信を見ること。
自分の分身を作り誰もが自由に創作活動を行う<ツクヨミ>で、彩葉はヤチヨの推し活をしつつ、バトルゲームで細々とお小遣い稼ぎをしていた。
そんなある日の帰り道、彩葉は七色に光り輝くゲーミング電柱を見つける。
中から出てきたのは、なんとも可愛らしい赤ちゃん。
放っておけず連れ帰ると、赤ちゃんはみるみるうちに大きくなり、彩葉と同い年ぐらいの女の子に。
「あなた、もしやかぐや姫なの?」
大きくなったかぐや姫はわがまま放題。
かぐやのお願い(わがまま)で彩葉は、ツクヨミでのライバー活動を手伝うことに。
彩葉がプロデューサーとして音楽を作り、かぐやがライバーとして歌うことで、二人は少しずつ打ち解けていく。
かぐやを月へと連れ戻す不吉な影が、すぐそこまで迫っているとも知らずに――
これは、まだ誰も見たことがない「かぐや姫」の物語。
■キャスト
かぐや:夏吉ゆうこ
酒寄彩葉:永瀬アンナ
月見ヤチヨ:早見沙織
帝アキラ:入野自由
駒沢雷:内田雄馬
駒沢乃依:松岡禎丞
綾紬芦花:青山吉能
諌山真実:小原好美
FUSHI:釘宮理恵
忠犬オタ公:ファイルーズあい
乙事照琴:花江夏樹
■メインテーマ
「Ex-Otogibanashi」月見ヤチヨ(cv.早見沙織)
■エンディングテーマ
「ray 超かぐや姫!Version」かぐや(cv.夏吉ゆうこ)、月見ヤチヨ(cv.早見沙織)
■劇中歌楽曲提供
ryo (supercell)/yuigot/Aqu3ra/HoneyWorks/40mP/kz(livetune)
■スタッフ
監督:山下清悟
脚本:夏生さえり/山下清悟
ツクヨミキャラクターデザイン:へちま
現実キャラクターデザイン:永江彰浩
ライブ演出:中山直哉
美術監督:宍戸太一
色彩設計:広瀬いづみ
ツクヨミコンセプトデザイン:東みずたまり/フジモトゴールド(ゴキンジョ)
現実コンセプトデザイン:刈谷仁美
CG監督:町田政彌(スティミュラスイメージ)
CG背景:草間徹也(キューンプラント)
編集:木南涼太
撮影監督:千葉大輔(Folium)
音楽:コーニッシュ
音響監督:三好慶一郎
企画・プロデュース:山本幸治
製作:コロリド・ツインエンジンパートナーズ
アニメーション制作:スタジオコロリド/スタジオクロマト
■各種URL
公式サイト:https://www.cho-kaguyahime.com
公式X:https://x.com/Cho_KaguyaHime
公式YouTube:https://www.youtube.com/@Cho-KaguyaHime-PR
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@cho_kaguyahime_pr
公式Instagram:https://www.instagram.com/cho_kaguyahime_pr/

