当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「あだん堂」の夢です。
あだん堂のプレスリリース
2020年頃から、同人誌編集を軸にイベント制作や動画制作など、幅広くコンテンツに関わる活動をしてきたあだん堂ですが、2026年度はテーマとして「人と人をつなぐ」を掲げます。これまでの
「萌え」や「物語」と人をつなぐ活動
をさらに一歩進め、これからは、
人と物語、人と人とが自然に出会い関係が生まれる「場づくり」
にもチャレンジしていきたいと考えています。
これまでのあだん堂の活動
あだん堂はこれまで、「ひらく、ころがる、つなぐ」をコンセプトに、物語と人をつなぐ同人誌・書籍編集を中心とした活動を行ってまいりました。
あだん堂の書籍制作や企画を通じ、人と人、人と物語が繋がり、世界を見る視野が広く開いていくことで、作家自身が想ってもみなかった遠い所へと物語が転がっていく楽しみを味わって欲しい――…。そんな想いで、より良い「作品作り」ができるようサポートをしてきました。
その過程で、作品をきっかけに数多くの出会いが生まれる現場を見てきました。
イベントやコミュニティの場で、作品を飛び越えて人と人が直接つながる奇跡のような瞬間に何度も立ち会ってきたことは、あだん堂が「同人誌編集者」として長年活動してきたことの誇りのうちの一つでもあります。
編集という仕事について、改めて考えたこと
こうした経験を通じて見えてきたのは、編集という仕事の本質です。
読者と作品が出会うとき、作品はあくまで入口に過ぎず、その先には必ず作家という「人」がいます。
編集とは、抽象化すれば、人と人のあいだにある距離をほぐし、新たな出会いを創造するお手伝いをすることなのかもしれない、と考えるようになりました。
重版出来ありがとうございます!『gehn/ハイファンタジー物語画集ORACLE』
累計25万回再生超!「ゆる民俗学ラジオ×ORACLEコラボ」
重版出来記念「【ORACLEコラボ】ゆる民、はじめての生配信【振り返り雑談&創作語りSP】」
マネージャー日誌も!「公式note」
ゆる民俗学ラジオ「偽書の魅力。ガセは悪だがおもしろい。#78」
混沌の惑星シリーズ第二作目『彷徨える者たち』CM(あだん堂制作)
具体的な取り組み
孤立を生まないための本づくり
その思想を象徴する取り組みの一つが、2026年5月20日発売予定の書籍『難聴児のきこえを育てる』です。
本書は、「子どもの耳が聞こえないかもしれない」と診断された直後の保護者が、最初に何を知り、どのように子育てを進めていけばよいのかを体系的にまとめた一冊です。
日本ではこれまで、難聴児の子育てに関する情報が専門分野ごとに分断されており、保護者が必要な情報にたどり着くためには、多くの専門書や断片的な情報を自ら読み解く必要がありました。
特に、診断直後の不安や混乱の中で、それらを適切に理解することは容易ではありません。
本書はこうした状況を踏まえ、専門家による知見と実践的な子育てスキルを統合し、「お子さんの耳が聞こえないかもしれないと言われたら最初に読む本」として機能することを目指して制作されました。
制作には約2年を要し、研究者、臨床家、当事者の立場を横断した内容として構築されています。
家庭で実践できる具体的な方法を中心に構成し、保護者が孤立することなく、安心して子育てに向き合える状態を支えることを目指しています。
この本が、一人で不安を抱える誰かに届き、
「家族に難聴があっても、けっして人は独り(孤独)ではない」
と思えるきっかけになることを切に願っております。
あだん堂は本書を通じ、情報の分断を越え、「人と人」「人の知識と実践」をつなぐ関係性の編集をお手伝いしたいと考えております。
発売経緯の詳細はnote記事「【5/20新刊】先生の意志を引き継いだ新刊が出ます【書籍発売のお知らせ】」をご覧ください。
広がる編集領域
書店「ガスパール」との取り組み
あだん堂は現在、書店「ガスパール」の取り組みに携わっています。
ガスパールは一般的な網羅型書店と異なり、幻想文学やサイエンスフィクション(SF)をコアエッセンスに据え、想像力を刺激する小説やアートブック、資料性の高い書籍を選書する書店です。
この書店のコンセプトの魅力は、単に本を販売するにとどまらず「創造的な体験」を提供する場であることにあります。
また、書店名「ガスパール」は、「宝をもたらす者」「幸運をもたらす者」といった意味です。その名の通り、訪れた人にとっての“宝”となる一冊や、“偶然の出会い”を届けたいという願いが込められた、ステキな店名だと思います。
あだん堂はこの思想に共鳴し、本を起点とした「出会いの設計」という観点から書店作りをお手伝いしています。
本を手に取るということは、単なる消費にとどまらず「誰かの思考や価値観と出会う」ことでもあります。さらに、本をきっかけにしたコミュニケーションや共感が生まれることで、新たな関係が生まれることもあります。
ガスパールが目指す『書籍・文具・展示といった複合的な体験を通じた「ブックカルチャーハブ」の形成』は、こうした体験を通じ、人と人がゆるやかにつながる場をつくる試みでもあります。
本を届けるだけでは生まれない関係を、空間や体験の設計によって立ち上げていくこと。
それは、あだん堂がこれまで作品を通じて行ってきた編集の延長線上にある、新たな挑戦でもあります。
2026年度のテーマ「人と人をつなぐ」
こうした流れの中で、あだん堂は2026年度のテーマに「人と人をつなぐ」を掲げたいと思っております。
これまで主軸としてきた「物語をつくること」から、これからは「関係が生まれるきっかけをつくること」へ。
完成されたものを届けるだけでなく、人と人が出会い、言葉を交わし、関係がゆっくりと立ち上がっていく……。こうしたプロセスそのものを支える活動も、積極的にチャレンジしていければと思っております。
ゆる民俗学ラジオ「八丈島における猫の民話を集めた本、すごすぎる」
イベント『八丈島の猫学のつどい』詳細はnote記事「【開催報告】2月22日「八丈島の猫学のつどい」無事終了しましたよレポート!」をご覧ください。
“場”の編集という新たな挑戦
今後は、テキストや出版物に限らず、人が自然に交わる環境そのものにも視野を広げていきたいと考えています。
同人誌即売会などの場に自ら出店者として参加するだけでなく、これからは、人が自然に集まり会話が生まれ関係がほどけていくような「場」の設計にも取り組みたいと思っています。
偶然の会話がはじまることで小さな共感が生まれた先にある「ゆるやかな紐帯(ゆるくつながること)」が、新しい関係性や物語を生むような「場」を作れたら嬉しいな、と思っています。
また、こうしたステキな出来事が、ハレの日(特別な日)だけでなくケの日(日常)の中で生まれる状態をつくることを目指していきたいです。
これから目指す未来
あだん堂が目指したいと考えているのは、「つながり」が特別なものではない世界なのだと思います。
誰かが誰かと出会い、その出会いがあると、人生がちょっとだけ嬉しいな、と思える。
そんな瞬間が、あたりまえに生まれる環境をつくれたらいいなと考えています。
編集という仕事を通じて、人々の世界を広くひらき、知らない世界や人、物語とつながることで、自身が想ってもみなかった遠い所へと転がっていく面白さを知りました。
今後はこの面白さを持って書籍の世界を飛び出し、新たなチャレンジをしていきたいな、と考えております。
これからのあだん堂について
あだん堂はこれからも、「ひらく、ころがる、つなぐ」というコンセプトのもと、人と人のあいだに新しい「ちょっとステキ」な関係が生まれるきっかけづくりをしていきます。
書籍編集者としてのあだん堂と共に、新たなチャレンジをしていくあだん堂も、応援いただけますと幸いです。
2026年度のあだん堂にも、どうぞご期待ください!
あだん堂
ゆき 拝
2026年4月1日
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あだん堂とは……
2020年。はじめた当初の「あだん堂」は、ゆきの出身地である八丈島関連グッズや、運営にたずさわっている社会人サークル” 万年筆文芸部”の関連グッズを販売する「あくまで趣味の延長線上のサークル活動」でした。ところが、
―― 私の同人誌の編集をしてもらえませんか?
とあるクリエイターのこんな言葉をきっかけに、それまで商業本の編集しか手掛けたことがなかった私が、「仕事としての同人誌編集」をスタートすることとなりました。あまりに前例のない仕事に戸惑いながらも、多くの皆様とお仕事をご一緒させていただくまでに成長できたのも、共闘してくださるクリエイターの方々、そしていつもあだん堂の活動に理解を示し見守ってくださる皆様のおかげです。ありがとうございます。
もし本の制作や原稿執筆に悩むことがあれば、ぜひあだん堂の編集サービスのご利用をご検討くださいませ。
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