講談社おはなし隊から見た「あたらしい絵本」の可能性とは?
株式会社講談社のプレスリリース
■ あなたの作品は、まだ“誰にも見つかっていないだけ”かもしれない
「いつか絵本をつくりたい」
「SNSに上げた作品をもっと広げたい」
「プロとして活動しているけれど、新しい挑戦がしたい」
そんな思いを抱えたまま、
あなたの手元で眠っている作品はありませんか。
『第2回 読者と選ぶ あたらしい絵本大賞』は、
プロ・アマ、絵本、動画、イラスト問わず、すべてのクリエイターに開かれたまったくあたらしい新人賞です。
・子どものために描いた1枚のイラスト
・SNSに投稿した短い動画
・わが子を笑わせた手遊び歌
・プロとして磨いてきた絵本の表現力
そのどれもが、
“次のヒット絵本”になる可能性を秘めています。
第1回大賞作『まねてみよう』(作:青物横丁)は発売2か月を待たず、3刷1万部突破!
2018年、メセナ大賞も獲得した「講談社おはなし隊」に、こどもたちの現場を取材しました!
■ 「読み聞かせの現場」は、いまどうなっている?
今、子どもの読書離れが進んでいます。
読み聞かせが子どもの語彙力・読解力を伸ばし、さまざまな領域の発達に良い影響を与えることは明らかです。*1
しかし一方で、共働き家庭が増え、子育て時間が削られていく今、
約9割の親が「読み聞かせがつらい」と感じているという現実もあります。*2
そんな中、 日々、子どもたちの“今の反応”を見続け、
全国を巡回しているのが、「本とあそぼう 全国訪問 おはなし隊」。
おはなし隊によると、じつは、保育園、幼稚園をはじめ、学校、図書館、書店など、
読み聞かせの場所はここ最近、どんどん増えています。
さらに未就学の子どもたちは、驚くほど、聞くのが上手になっていて、「絶対飽きちゃうと思ったのに! 最後まで聞けるなんて」とびっくりするケースも多々。
実際、自分の知っていることが出てくることで大喜び。ほぼ全員が本を楽しんで参加してくれており、読書が子どもにとって、いまだに楽しい体験であることがわかります。
ただこれが小学生になると、やはり、上手に聞けない子も。長い話に退屈してしまったり、本を読む習慣の有無が、読み聞かせを受ける態度にも現れるのを感じることが増えるそうです。
おはなし隊では、毎回4~5冊ほどの本を選び、合計30分ほど読み聞かせを行います。そのとき大事なことは、本を読む順番。
親ではなく、子どもが興味をもちそうな絵本を選ぶのが大事です。
*1 文部科学省/子供の読書活動の推進等に関する調査研究(2025年)
*2 ベネッセ教育総合研究所/幼児期の家庭教育調査(2018年)
■おはなし隊が伴走した『まねてみよう』は、発売2か月で3刷突破
第1回大賞受賞作『まねてみよう』は、
そのおはなし隊の活動に、制作段階から並走し、
実際の読み聞かせイベントで子どもの反応を見ながら、著者の青物横丁氏が磨き上げた作品です。
『まねてみよう』
作:青物横丁
発売日: 2026年4月16日
大賞受賞理由でもあった、子どもが反応して、まねてはじめて、完成するという双方向性が、子どもたちの反応を見ることでより磨かれ、「親子で遊ぶ」「友達とまねしあう」という、読者が参加してはじめて完成するという、あたらしい双方向性の部分がより進化。
発売2か月で3刷・累計1万部突破という異例のヒットにつながっています。
おはなし隊・佐藤隊長に『まねてみよう』について伺いました。
「最初は埼玉県三郷市が主催する絵本イベント「みさと絵本アーキット」で、制作途中の段階のものを読み聞かせ。作者の青物横丁さんもきてくださって、子どもたちの反応もとてもビビッドでした。
その後、完成した絵本を拝見して、とてもわかりやすくなったことにびっくり! より人間の顔中心になっていました。
最後のほうで、人間の顔以外にも、彫像の顔や、壺をまねるなど、なんでもまねられるんだ……というわかりやすい構成に。
最初に身近な顔の表情が続くことで、子どもが「まね」のウォーミングアップができるようになり、最後のほうの「人間の顔」以外に対しても、「よし、まねるぞ!」とチャレンジしてくれた気がします。
完成版の絵本をおはなし隊でよみはじめていますが、実際、とても反応がいいです。
たとえばクイズ絵本や、探し物絵本もとてもウケるのですが、全員がクイズの答えを言えるかというと難しい。
声を出すのがはずかしい子もいます。
またクイズの答えをだれより早く言ってしまう子もいます。全員にこたえてほしいけど、難しいことも。
でも『まねてみよう』の場合は、「まね」だから参加してくれる子が多い。平等に参加できます。
双方向性絵本として、みんなが平等に参加できることは、とてもよいところだなあと思います。
家で読む場合なども、家族でみんなでまねしてみたりするとよいかも?
現場では、先生が「あの顔、とってもいい!」「めっちゃすごい! その顔、最高!」などと声がけすることで、子どもがますます自信をつけて、うれしそうな現場をよく見ます。
本を読んで、笑いあえることって本当にすごいです!」
■おはなし隊を通じて子どもから学べる。だから、あなたの作品は“子どもに届く絵本”になる
『あたらしい絵本大賞』最大の特徴は、紙の絵本だけでなく、子どもや大人に、「温かい時間」をプレゼントするものは、動画でもイラストでも歌でも「絵本のひとつ」と考えていること。
受賞作がより読者に届くために、一緒に受賞作を応援してくれる、絵本を愛する仲間がいっぱいいます。
第1回大賞受賞作では、講談社おはなし隊の協力が、『まねてみよう』の大きな力になりました。
作家の青物横丁さんは語ります。
「子どもたちの反応がすごく良くて。素直に面白がってくれていたり、表情を理解して上手にまねしてくれたり、そういう姿を見て感動しました。
でも、あまり具体的に遊び方を示すようなコメントがあったり、表情の説明が入っていると、言われた通りにやってしまうという側面もあって。自由さが減ってしまう。
そういう様子を見ながら、表情を選んだり、順番やページ数を変更していったり、コメントを減らしてみたり、試行錯誤していきました」
あたらしい絵本大賞は、「自分が新しい」と考えれば、どんな作品でも応募OK!
そして選考もつねに「あたらしい」を求めて変化していきます。
それでも「読者がいてはじめて成立する」のが絵本というのは変わりません。
おはなし隊の方に、魅力的な絵本についてうかがいました!
ジャンルやテーマはつねに自由だけれど、読み手を喜ばせる絵本には
・言葉で説明せずに、絵の表現力を信じて、絵に遊び心をのせている
・説明しすぎず、読者の創造力にまかせてくれるところがある
・言葉のリズムがいい!
などの共通点があるそうです。おはなし隊では、リズムを大事にしながら、キャラを作りすぎないように、読み聞かせをするとか!
絵本の力を信じる。
子どもの想像力を信じる。
それを合言葉に、日々、日本全国を巡っています!
本とあそぼう 全国訪問 おはなし隊(https://ohanashitai.kodansha.co.jp/)
■締め切りまであと7日。今からでも間に合う4つの部門
絵本や児童文学ほど、長く、キャラクターが愛されるメディアはありません。
『機関車トーマス』『くまのプーさん』『ピーターラビット』だれの頭にもそのキャラクターのビジュアルが浮かぶはずです。
100年以上愛されて、子どもだけでなく、大人も楽しめる。
そんな絵本の1つにあなたのキャラクターや絵本、歌を加えませんか?
応募締切は2026年6月30日。
・絵本部門:創作フリマや自費出版、卒業制作、他社応募作品など手元に眠る作品でもOK
・イラスト部門:課題テキストに絵をつけるだけ。あなたの絵心を愛すべきキャラに変えられる
・動画部門:SNS投稿済み作品でも応募可能。横動画、縦動画、スタイルは自由。
・手遊び歌部門:再生数の多い人気ジャンル! 保育園、幼稚園などでオリジナルソングを作っている先生方は大チャンスかも!
「自分のために作った作品」
「わが子を笑顔にした作品」
「心の中でずっと形にしたかった作品」
そんな作品が、 次の『まねてみよう』になるかもしれません。
■最後に
おはなし隊は、全国で出会った子どもたちの笑顔を知っています。
絵本が、どれほど子どもの心を動かすかも知っています。
だからこそ、
あなたの作品が、誰かの“はじめて好きになった本”や“キャラクター”になる未来を信じています。
締め切りまで、あと7日。
あなたの一歩を、子どもたちが待っています。
いつのまにか、手のひらに、絵をかいたり、動画を作ったりできるスマホというツールが握られるようになった今、だれでも、絵の具がなくても、画用紙がなくても、いつでも思いついた想像力の塊を、瞬間に「形あるもの」にできるようになりました。
作り手にとって夢の時代のはじまりに、ぜひ参加してみませんか?
募集概要
募集期間:2026年4月14日(火)14:00~2026年6月30日(火)23:59まで
応募資格:年齢・経験不問(プロ・アマ不問)
応募方法:HPをご覧ください https://www.ehonnavi.net/pb-innovation-award/
特別審査員:みなさんの審査に加え、第1回に引き続き絵本のプロ集団が特別審査員として選考に参加します!
横山だいすけ(歌手・俳優)
千葉県出身。2006年に国⽴音楽大学音楽学部声楽学科を卒業。歌が大好きで、⼩学校3年生から大学卒業まで合唱を続ける。 劇団四季時代は「ライオンキング」などの舞台に出演。 NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』では、9年間“歌のお兄さん”を務める。卒業後は、ドラマや声優、CM、コンサートなど活躍の場を広げている。ソロアーティストとしては初アルバム「歌袋」や童謡カバーアルバム「だいすけのどうよう」、初作詞の楽曲が含まれるアルバム「笑顔にドッキューン!」をリリース。 2026年5月には、芸能活動20周年を記念した最新アルバム 『笑顔晴れ-20th Anniversary-』をリリース予定。
つむぱぱ(イラストレーター)
娘「つむぎ」と息子「なお」、そしてママの4人家族。 ほっこりとしたイラストで家族の何気ない日常を描いた漫画が支持を集め、子育て世代を中心にSNS総フォロワー数は約180万人を誇る。著書に、コミックエッセイ『きみはパパがすき?』や絵本『トミカとトム 』シリーズがある。現在はブランドコラボに加え、親子向けフェス「nobinobi」の主催など、「親子の時間を広げる」ための多彩な活動を展開中。
辻晶(CNRS准教授・東京大学IRCN赤ちゃんラボ連携研究者)
フランス国立科学研究センター(CNRS)パリ高等師範学校、認知科学科にて准教授、ならびに東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)にて連携研究者として乳幼児の言語発達と社会的相互作用の研究に従事。
IRCN赤ちゃんラボでは、子供の言語発達において社会環境がどう影響を及ぼすのかを研究している。
磯崎園子(絵本ナビ編集長)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。
クリエイター支援として、応募者のうち希望者先着300名に作品制作用アプリとして「CLIP STUDIO PAINT」を提供。くわしくはこちら→https://www.ehonnavi.net/pb-innovation-award/
主催:絵本ナビ/講談社こども事業部
名称:読者と選ぶ あたらしい絵本大賞
HP:https://www.ehonnavi.net/pb-innovation-award/
株式会社絵本ナビについて
年間2000万人超が利用する絵本の総合情報クチコミ通販サイト。「子どもとどんな時間を過ごせたか」など、この絵本をこれから子どもに選ぼうとしている方へのアドバイス、という観点で書かれた46万件以上の利用者の「みんなの声」は、ただの評価にはない温かみと、情報としての深みがあるとして好評。アプリでの「全ページためしよみ」や、独自の評価ランキング、対象年齢別のおすすめ絵本、新刊絵本紹介、メールマガジンなど、豊富なコンテンツで、子育て中の母親を中心に人気を博しています。
株式会社講談社について
1909年に大日本雄弁会として設立された株式会社講談社は、コミック、小説、教養、ジャーナリズム、ファッション、絵本、アニメ、ゲームなど、あらゆるジャンルの「ものがたり」を、世界中の才能とともに創りだす総合出版事業を展開しています。『窓ぎわのトットちゃん』『100万回生きたねこ』など子どもの心に寄り添う作品も生み育てるお手伝いを続けてきました。
講談社創業90周年事業として、幼い頃から本に親しんでもらいたいと企画された「本とあそぼう 全国訪問 おはなし隊」。たくさんの絵本を積んだ2台のキャラバンカーで各都道府県を巡回し、幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問しています。
1999年にスタートして以来、通算2万2000回以上の訪問、190万人を超える参加者のみなさまに支えられ、2018年には、優れたメセナ活動(芸術・文化振興による社会創造)を表彰する「メセナ大賞」にも選ばれました。
講談社コーポレートサイト Inspire Impossible Stories