『センコロール コネクト』アニメフィルムフェスティバル2019舞台挨拶イベントレポート 登壇者:宇木敦哉(監督)/倉岡水巴(22/7)

株式会社アニプレックスのプレスリリース

東京・新宿にある映画館9館を中心に「アニメ作品を観る楽しさ」を提案する、アニメフィルムフェスティバル2019。そのプログラムのひとつとして9月28日、宇木敦哉監督の最新作『センコロール コネクト』の舞台挨拶つき特別上映会がTOHOシネマズ新宿にて開催。その当日の模様をリポートする。

 

上映前に行われた舞台挨拶には、デジタル声優アイドルグループ・22/7のメンバー、倉岡水巴がセンコのぬいぐるみを抱えて登場。「先週、パッケージ版の作業がようやく終わったばかり」という宇木監督とともに、イベントがスタートした。

まず最初に話題に上ったのは、宇木作品の大ファンだと公言する倉岡が、宇木監督を知ったきっかけについて。「学生の頃に『つり球』を観て、大好きになりました。『つり球』はキャラクターがすごく魅力的で、いったいどんな方が(キャラクターを)描かれているんだろうと思って調べたら、それが宇木監督で。それ以来の大ファンなんです」と話す倉岡を前に、宇木監督は恐縮しきり。さらに、『つり球』Blu-rayの全巻購入特典だった収納ボックスが「どうしても欲しかった」という倉岡は、母親に『つり球』を全巻買ってもらう代わりに、「テストで5教科480点以上」を取ろうと猛勉強したというエピソードを披露。「宇木監督のイラストが本当に素敵で。買ってもらった『つり球』は今でも宝物で、上京の際にも持ってきました」(倉岡)

続いては、そんな倉岡から宇木監督へ、熱烈なファンならではの視点から質問が投げかけられる展開に。

まず最初の質問は『センコロール』に登場するクリーチャーたちの名前の由来について。「センコの名前は、ワンコみたいな可愛らしい名前にしたいという理由で、名づけられたとインタビューで答えていらっしゃいましたが……」と振られるが、肝心の宇木監督はすっかりそのことを忘れていた様子。苦笑いを浮かべながら、「名前を決めるのは、わりと悩んでしまいますね。とはいえ、名前を決めないと話がなかなか作りにくい。なので、仮で名前をつけておくんですが、(映画を作っているうちに)わりと馴染んでしまって、そのままになってしまうことが多いです」と話す。『センコロール2』に登場した「カニ」は、まさにそうしてつけられた名前だと言い、また「ハンペン」は見た目から呼び名が来ていると明かした。「劇中にはナンバリングで呼んでいる人たちも出てくるんですが、自分が持っているクリーチャーの中でも、気に入っているヤツに対しては個別に名前をつけている、という設定なんです」(宇木)

倉岡からの2つ目の質問は「センコには痛覚はありますか? また映画を観ていると、感情っぽいものを出す場面もあるのですが、どの程度、感情があるんでしょうか?」。それに対し宇木監督は「攻撃されるときに逃げたりもするので、痛覚はありますね。ただ感情は、どうなんでしょう? あるような、ないような……」と言葉を濁した。『センコロール』の世界は、まだまだ謎が深いようだ。

そこから話題は、すでに制作が発表されている『センコロール3』へ。倉岡が「センコちゃんがどこから来たのか。一体何者なのか、というところが一番気になります」と話すと、宇木監督は「(期待に応えられるように)頑張りたいと思います」と苦笑。また、現在の進捗状況を聞かれると、「さっきも少しお話ししたんですが、つい最近までパッケージの作業をしていたので、まだまったく何もできていない感じです」と、内幕を暴露。とはいえ「来年からはシナリオやコンテを始めて、なるべく早く、みなさんにお見せできるように頑張りたいです」と話し、次作への期待を盛り上げた。

イベント中でもたびたび話題に上った、Blu-ray版は10月23日に発売予定。完全生産限定版には、宇木監督曰く「『センコロール』の1作目のちょっと前、『センコロール0.98』くらいの時期を舞台にした」という、20ページの描き下ろしコミックが付属。そのほかにも『センコロール2』の絵コンテを一部収録したほか、倉岡がナレーションを担当した『センコロール コネクト』公開記念特番など、貴重な映像もあわせて収録される。

最後に、これから映画を観る観客に向けて、倉岡は「宇木監督が描く空や海の表現がすごく好きなんです。『2』の冒頭は、そんな宇木監督ならではの鮮やかな空と海のシーンからスタートので、ぜひそこを見逃さないでください」と、本作の魅力について言及。一方の宇木監督は「(個人制作だった1作目とは違って)『2』は、制作面でアニメスタジオに入ってもらったり、作り方が結構、違っています。そうした技術的な部分も観ていただけると嬉しいかな、と思います」とアピールし、なごやかな雰囲気のうちにイベントは幕を閉じた。

つきましては、本情報記事化のご検討のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 ■『センコロール コネクト』完全生産限定版 Blu-ray

■完全生産限定版Blu-ray
▽本編 Blu-ray DISC 1枚(74min) :『センコロール コネクト』を収録
▽特典 Blu-ray DISC 1枚 (65min)   :特典映像を収録
■豪華特典
▽宇木敦哉描き下ろしイラストジャケット
▽『センコロール2』絵コンテ(52P)&宇木敦哉による描き下ろしマンガ(20P)
▽ブックレット(40P)
・設定資料など独自の制作工程を徹底解析!充実の内容!

▽映像
・初日舞台挨拶
・『センコロール コネクト』公開記念特番
・宇木敦哉によるドローイング動画6本
・劇場版トレーラー他
[Viewcast対応商品]

ディスク収録の本編・特典映像に加えて、Viewcast特典として絵コンテ全編を収録!
Blu-ray完全生産限定版
¥9,500+税 / ANZX-14395~14396
Blu-ray通常版
¥4,800+税 / ANSX-14395

■『センコロール コネクト』通常版Blu-ray

▽本編DISC 1枚(74min):『センコロール コネクト』を収録
■発売日:2019年10月23日
■価格:4,800円(税別)
■品番:ANSX-14395
【ECサイト:ANIPLEX+】

https://www.aniplexplus.com/itemgwfCMjoX

★劇場アニメーション『センコロール コネクト』情報
【INTRODUCTION】

突如、街に現れた白い巨大生物とそれを操る少年達、そして好奇心旺盛なショートカットの少女。スクリーンからほとばしる、奔放なイマジネーションに圧倒される、短編アニメーション「センコロール」。マンガ家・イラストレーターとして活躍し、近年では『つり球』、『デジモンアドベンチャー tri.』のキャラクターデザインでも知られるクリエイター、宇木敦哉がほぼ1人で作り上げた本作は、2009年の公開当時、ファンの熱狂的な支持を得た。……それから約10年という長い沈黙を破って、プロジェクトが再始動。伝説となった第1作と、その直接の続編となる第2作を合わせた『センコロール コネクト』として、私たちの前に姿を現す。緻密に組み上げられたビジュアルセンス、繊細さと凶暴さを併せ持った縦横無尽なアニメーション、そしてさらにスケールアップし、謎が謎を呼ぶ魅惑的な世界観。いまだフレッシュな衝撃を失わない『センコロール コネクト』とともに、私たちは「宇木敦哉」という才能を、再び発見するだろう。
【STAFF】

監督・脚本・作画    :宇木敦哉

音楽             :ryo (supercell)

主題歌            :supercell「#Love」

劇中歌            :supercell「Nanairo night」

配給             :アニプレックス
【CAST】

ユキ:花澤香菜/テツ:下野紘/シュウ:木村良平

ケイ:森谷里美/カナメ:高森奈津美/ゴトウダ:赤羽根健治
【作品情報】

タイトル:『センコロール コネクト』

公式サイト:https://www.cencoroll.com/ 公式Twitter:@cencoroll_pjt

コピーライト:(c)宇木敦哉/アニプレックス (c)2019 宇木敦哉/アニプレックス

*画像を使用の際は、上記のコピーライト表記の記載をお願いいたします。
【本予告】

https://youtu.be/acY5n9wxbis
【Blu-ray発売CM】 ※主題歌「#Love」使用

https://youtu.be/grQMHECXYyI
【劇場公開中CM(15 秒)】 ※主題歌「#Love」使用

https://youtu.be/xKw8KsMYgGA

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