村上春樹の「螢」+ オーウェルの「一九八四年」、運命の糸で結ばれた愛をめぐる二篇、奇跡の漫画化!12月24日発売!

河出書房新社のプレスリリース

株式会社河出書房新社(東京都渋谷区/代表取締役社長 小野寺優)は、不朽の文学作品二篇を漫画家・森泉岳土氏が描く『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』を12月24日に発売いたしますので、お知らせいたします。

 

『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』

 

書名 :『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』
漫画 :森泉 岳土
原作 :村上 春樹, ジョージ・オーウェル
体裁 :単行本 A5 判/ 112 ページ
定価 :本体1,100 円(税別)
ISBN :978-4-309-29058-4
発売日 : 2019 年12 月24 日

 村上春樹氏の『螢』は1984年に刊行され、名作『ノルウェイの森』の原点となった作品として知られています。G・オーウェルの『一九八四年』は1948年に執筆され、36年後の1984年の未来を予見した作品として、長く読み継がれてきました。作品で描かれる近未来の超監視社会、ディストピア世界は、2020年へ向かおうとする今、驚くほどリアルで、この先の世界へ警鐘を鳴らす予言の書としてますます注目されています。

 森泉岳土氏は、『カフカの「城」他三篇』(2015年 小社刊)で世界の長篇小説・短篇小説をそれぞれわずか16頁の漫画作品として発表し、その比類なき作品力は、日本のみならず、世界からも高い評価を受けました。その森泉氏が、構想から4年の歳月をかけて完成させたのが、『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』です。

 作家をもうならせる驚異的な読解力と、圧倒的な画力で、「1984年」というキイワードにより“運命の糸”で結ばれた愛をめぐる名作二篇をみごとにマンガに生まれ変わらせています。また、本書をひと足早くお読みになった書店人から届いた、絶賛の声をご紹介いたします。

生まれた国や時代、そして肌の色も異なる二人の作家が生み出した物語が、「今」という時代の空気を静かに震わせる。 -文教堂書店青戸店 青柳将人氏

 異才の漫画家・森泉岳土と、新刊『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』にご注目くださいますようお願いいたします。

森泉岳土 もりいずみ たけひと
1975年生まれ。特異な技法で描く注目のマンガ家。著作に「祈りと署名」「夜よる傍に」「報いは報い、罰は罰」「セリー」の他、世界の名作をマンガ化した話題作「カフカの『城』他三篇」などがある。

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