こうの史代『ギガタウン』大英博物館展示など続々決定!喜びのコメントを発表

株式会社朝日新聞出版のプレスリリース

こうの史代氏の『ギガタウン 漫符図譜』が、ロンドンの大英博物館で2019年5月23日から8月26日まで開催される日本漫画の展覧会「Manga マンガ」にて、展示されることが決定いたしました。また「このマンガがすごい!2019」ではオンナ編第7位にランクイン!こうの史代氏から届いた喜びのコメントもご紹介いたします。

ロンドンの大英博物館で、来年5月23日~8月26日に、日本の漫画を幅広い視点から紹介する大規模な展覧会「Manga マンガ」が開催されます。江戸時代の浮世絵から最新の話題作まで、様々な切り口で日本の漫画と漫画文化が展示される予定です。

©こうの史代/朝日新聞出版

この展覧会に、弊社刊のこうの史代氏『ギガタウン 漫符図譜』が、尾田栄一郎氏「ONE PIECE」、萩尾望都氏「ポーの一族」などとならんで、展示されることが発表になりました。
大英博物館のサイト上の、本展覧会の紹介ページで、『ギガタウン』についても言及されています。
https://blog.britishmuseum.org/manga-a-brief-history-in-12-works/?_ga=2.27209917.1052646568.1544053876-1648121307.1544053876

さらにこの『ギガタウン』は発売以来、好調が続いており、本日12/11発売の「このマンガがすごい!2019」ではオンナ編第7位にランクインいたしました。 また現在、京都国際マンガミュージアムでは本作をフィーチャーした展覧会<ギガタウン イン テラタウン―こうの史代の「漫符図譜―>が、2019年4月2日まで開催中です。
https://www.kyotomm.jp/lp/gigatown/

◎これらについて、こうの史代氏からコメントと自画像が届きました!

「大英博物館は、あこがれの作家さんたちと作品を並べていただくことになり、緊張しています。楽しみです!!

<このマンガがすごい!>ランキングは過去、オトコ編10位と11位にランクインさせていただいたことがありますが、その2作はいずれも「戦争」を題材にしていて、テーマ性で評価された面もあるように思っていました。今回の『ギガタウン』は、鳥獣戯画というモチーフはあるものの、テーマはない、というかテーマは「マンガそのもの」なので、マンガの技術、腕前を認めていただけた気がしてとてもうれしく感じています。

少し自信になりました!
それと今回『ギガタウン』で初めてオンナ編にランクインというのもなんだかうれしく、今までと違った視点で評価していただけたなあと思います。
ありがとうございました!」

 

『ギガタウン~漫符図譜~』
著者:こうの史代
発行:朝日新聞出版
定価:本体840円+税
https://www.amazon.co.jp/dp/B079ZMYV9H/

こうの史代(こうの・ふみよ)プロフィール
1968年広島市生まれ。95年『街角花だより』でデビュー。2004年発表の『夕凪の街 桜の国』でメディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞新生賞を受賞。07~09年発表の『この世界の片隅に』でメディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。12~13年発表の『ぼおるぺん古事記』で古事記出版大賞稗田阿礼賞を受賞。他の著作に『平凡倶楽部』『日の鳥』『荒神絵巻』など多数。12月13日には人気の高い表題作を含む過去の単行本収録作を集めた『かっぱのねね子 こうの史代小品集』を上梓する。

今、あなたにオススメ