スタジオキッチュのプレスリリース
「総合マンガ誌キッチュ ワイズ出版」は2016年に刊行し、特集インタビュー「“ガロ”のまんが道」の前編として、「月刊漫画ガロ」に深くかかわった白取千夏雄(故人)のインタビューを掲載するなどし、話題を呼びました。
総合マンガ誌キッチュ表紙
総合マンガ誌キッチュ公式ページ
http://studiokitsch.info/index.html
■台湾特集をはじめ、ベテラン×新鋭漫画家によるリレー漫画等
「総合マンガ誌キッチュ ワイズ出版第二号」は同じく「“ガロ”のまんが道」の後編「月刊漫画ガロ」の編集者手塚能理子のインタビューを掲載するほか、廃墟探索部による台湾の廃墟写真グラビアページ、台湾出身の編集者呉(ゴ)ジンカンによる人気漫画家四名(葉明軒(よう・みんけん)、李隆杰(りー・ろんけつ)、nyaroro(にゃろろ)、ANTENNA牛魚(ぎゅうぎょ))の独占インタビューに、中国の連環画で描かれる台湾を紹介する小論など、今まで日本で知りえない台湾の一面を紹介する特集が掲載されます。
マンガ作品では藤原カムイ、花輪和一、ほし埜、日高トモキチ、阿部洋一というベテランと新鋭による夢のリレー漫画『須彌山』(「双子」が集まるファミリーレストランで起きる不思議な物語)のほか、これから活躍が期待される新人作家の傑作を多数掲載しています。
今活躍中のライター吉村智樹による連載記事「京都の死にたい場所」でディープな京都の場所を紹介します。注目の徘徊写真家市田響のよる写真エッセイに、小説などもあり、活字コンテンツも充実しています。
<「総合マンガ誌キッチュ」について>
「総合マンガ誌キッチュ」は冒頭記述の台湾人編集者呉(ゴ)ジンカン(現 嵯峨美術大学専任講師)が2009年に同人として創刊し、2016年に商業誌に転向を果たした特殊雑誌です。創刊以来のち商業で活躍する新鋭を多く輩出してきました。近年では「フリースタイル41 THE BEST MANGA 2019 このマンガを読め!」(2018・フリースタイル刊)の「このマンガを読め!」のランキングの2位と4位に「総合マンガ誌キッチュ3.5号」(2012・同人)掲載の短編がきっかけになった齋藤なずなの『夕暮れへ』(2018・青林工藝舎刊)と同じく「総合マンガ誌キッチュ3.5号」の掲載短編がきっかけになった阿部洋一の『それはただの先輩のチンコ』(2018・太田出版刊)が選ばれました。
「総合マンガ誌キッチュ」はこれからも鋭い切口を残すマンガとコンテンツを掲載し、ベテランの作家と新鋭作家の表現の場として大いに期待されています。
■「総合マンガ誌キッチュ ワイズ出版第二号」概要
本文288ページ
価格 :1,200円+税
発売日:2019年2月7日全国書店で購入できます。
<総合マンガ誌キッチュ公式ページ>
http://studiokitsch.info/index.html
<ワイズ出版>
http://www.wides-web.com/
<総合マンガ誌キッチュ責任編集Twitterアカウント>
https://twitter.com/charatancomoy
■「総合マンガ誌キッチュ ワイズ出版第二号」内容
<台湾特集>
台湾漫画家大探訪(葉明軒、李隆杰、nyaroro、ANTENNA牛魚)
『台湾の天外天劇場』廃墟探索部
『台湾を描いた連環画を読む』加部勇一郎
聞き手 :呉(ゴ)ジンカン
構成協力:洪文茜(アカネ)
<マンガ作品>
『須彌山』(リレー漫画)藤原カムイ、花輪和一、ほし埜、日高トモキチ、阿部洋一
『夏天吃●冰』ムライ ※●の漢字は、左に「坐」左に「刀辺」と表記
『宝くじ女子!』透村
『真面目なんかじゃない』瀬戸響生
『パピリオと死体泥棒第三回』おがわさとし
『シェイプシフター』R・リンドストロム
『らくがき』シゲケンジ
『創世記第11章』ひさうちみちお
『やらせろ ばかやろ このやろ』石川次郎
『浦島太郎子』Morpho
『Limelight』作画:風狸けん 脚本:川上大典
『大海原に×をこけば』もぷ子
『遠く』森雅之
『12月の手紙』森環
<写真エッセイ>
『京都の死にたい場所』吉村智樹
『『視界の端』~モトコーに咲く花隈ソファーズ~』市田響
<特別インタビュー>
『ガロのまんが道・後編 手塚能理子編』
聞き手・構成:呉(ゴ)ジンカン
<小説>
『国際探偵 ― チェイス・オブ・ザ・ワールド中編』關眼陣梧 イラスト:ヒノデエイジュン
『なんば恵比寿座物語 第三話 ゴッドファーザー』紺野まこと イラスト:モツ子
『愛すべき廃人たち』浅倉俊樹 イラスト:沢渡鳶
『名探偵ブロックくんとお城のおばけ土居豊 イラスト:鬼山龍宿