JTAへ発行済みの転換社債5000万ドルをGLが契約解除完了。今後の弁済についてはタイ裁判所の判決によってのみ必要性が判断される

株式会社ウェッジホールディングスのプレスリリース

Group Lease PCL(以下、GL)はJTust Asia PTE.LTD.(以下JTA)に対して発行済みの転換社債5000万ドルの契約を解除したことをプレスリリースいたしました。当該リリースの内容を日本語訳にてお知らせいたします。

(以下、GLのプレスリリース翻訳)

2020年2月28日、グループリースはJTrust Asia(以下JTA)に対し、JTAがGLとの間で締結した5000万ドルの転換社債(以下CD)に関する投資契約にJTAが違反した旨の通知を送付しました。JTAは故意かつ悪意を持って、GLの資金利用を妨害する様々な行為を行っており、GLの業務運営を妨害しておりました。2020年3月16日、GLはJTAに対し、JTAの不正行為によってGLが被った損害の賠償をJTAが行わないことを理由に、5000万ドルのCDについて契約解除通知を送付しました。

なお、JTAはタイでCDは無効であると主張してきています。それはどういうことかと言えば、JTAの見解に従えば、JTAとGLとの間において、当該CDについては満期の有無を含め、いかなる条件あるいは義務も存在していないことになります。GLとJTA双方は現時点、CDが無効であるもしくは解除されているといった点で同意したと言えます。そのためGLのJTAに対する義務は法的に確定したものではなく、タイの裁判所の判断に委ねられております。

GLには元本と利子総額を返済する完全な弁済能力がありますが、JTAの行為を鑑み、またタイ法の定めによれば、現時点でGLがJTAに弁済を行った場合、法的根拠のない行為である支払いとみなされ、GLは弁済済み金額として認識することができません。そのため、タイの裁判所において問題が解決されるまで、一切の支払いを行ってはいけないことになります。

JTAはタイでのGLに対する会社更生手続きの申し立てを複数回棄却されており、最近ではJTAがGLに対して虚偽の会社更生手続申立を行ったとしてJTAにTHB6億8550万(約23億円)の損害賠償金を支払うよう命じられております。JTAはシンガポールでもGLが財務諸表を虚偽の表示をしていたと主張しておりましたが、シンガポール高裁は先月、JTAの請求を全て棄却しました。JTAの行為がGLに損害を与えるために行われたことについては、もはや弁解の余地はなく、その行為は悪意によって行われていたのです。

JTAによるこれらの行為とその他は、GL並びにその子会社、関連当事者等に重大な財務的損害と信用毀損を発生させ続けています。GLは、JTAに対してさらなる損害賠償を請求する権利を留保しており、GLは株主およびステークホルダーに対する義務を果たすためにかかる権利を行使することを一切ためらうことはありません。しかしながら、JTAが悪意の法的戦略を継続するのをやめ、問題の解決に向けて我々と協力するのであれば、私どもはこれを歓迎します。

以 上

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