【5月9日同時発売】児童虐待の闇をえぐり出す問題作『それでも、親を愛する子供たち』第1巻&『「子供を殺してください」という親たち』第15巻

累計170万部突破の『「子供を殺してください」という親たち』のチームによる新作は、児童虐待の真実を描ききったドキュメンタリー漫画!

株式会社新潮社のプレスリリース

2024年5月9日(木)  『それでも、親を愛する子供たち』第1巻および『「子供を殺してください」という親たち』第15巻が新潮社バンチコミックスより発売いたします。

『「子供を殺してください」という親たち』第15巻は累計170部を突破した話題作の最新刊。

そして同時発売される新作『それでも、親を愛する子供たち』第1巻は、原作者の押川剛による綿密な児童養護施設や地域・行政での取材をもとに、鈴木マサカズ(構成)・うえのともや(漫画)が漫画化。「児童虐待」など様々な闇に光を当てる意欲作です。

漫画『「子供を殺してください」という親たち』チームによる、新たな話題作『それでも、親を愛する子供たち』

『「子供を殺してください」という親たち』で社会の奥にある家族の闇を描き出した原作者・押川剛と漫画家・鈴木マサカズ。ヒットメーカーである両名に加わるのは俊英・うえのともや。パワーアップした新体制により、「児童虐待」を正面から見据えた新しいドキュメンタリー漫画『それでも、親を愛する子供たち』が完成しました。

『「子供を殺してください」という親たち』は、連載中のWEB漫画誌コミックバンチKaiにて70話まで無料公開中!

15巻が発売となる『「子供を殺してください」という親たち』を連載していた「月刊コミックバンチ」は4月より形態を変え、WEB漫画誌「コミックバンチKai」としてリニューアルいたします。
「コミックバンチKai」のサイトオープンを記念して、作品ページでは『「子供を殺してください」という親たち』の70話までを無料公開中です。(2024年4月26日~5月10日まで)

https://kuragebunch.com/episode/13933686331620099150

  • あらすじ

そこは児童養護施設「サニーベル学園」、保護者のいない児童や、虐待されている児童を入所させ、擁護するための施設である。新たに入園した7歳の少女・御堂里香は、一見無邪気そうであるが、職員たちはその中に不穏な影の萌芽を見つけていた。……実は彼女は、母子家庭でネグレクトにあい、施設に入ってきた。ある日、食事に出てきた人参サラダを見たときに里香の表情が豹変し……?児童虐待の奥に潜む親と子の根源的な問題にまで光を当てる注目の問題作!

  • 『それでも、親を愛する子供たち』第1話試し読み

https://kuragebunch.com/episode/14079602755433399089

  • 注目点

本作のために、原作の押川剛氏やスタッフが児童養護施設へ数年に渡って取材を敢行。育児放棄、虐待、教育や行政の壁といった、児童にまつわるあらゆる問題を正面から見据えて原作を執筆しました。

それらを『「子供を殺してください」という親たち』の鈴木マサカズ氏による大胆な構成、俊英 うえのともや氏による渾身の作画でお届けいたします。

外部専門家の意見を取り入れながら都度描き直しも行っており、今までにないリアリティを持った作品です。

乞うご期待ください。

修正前修正前

修正後 虐待された児童をよく知る専門家からのアドバイスを反映し、よりリアルな作画に修正後 虐待された児童をよく知る専門家からのアドバイスを反映し、よりリアルな作画に

修正前修正前

修正後 虐待された児童をよく知る専門家からのアドバイスを反映し、よりリアルな作画に修正後 虐待された児童をよく知る専門家からのアドバイスを反映し、よりリアルな作画に

巻末に原作の押川剛氏による貴重なコラム「児童養護施設だより」も収録!

 コミックス巻末には、原作の押川剛氏によるコラム「児童養護施設だより」を収録。現場を見続けてきた彼だからこそ言える背景や、問題意識、そして提言など、実に示唆に富む内容となっております。

続きは第1巻で!続きは第1巻で!

コミックス刊行前から注目を集める本作。既に集英社オンラインやFridayデジタルなど多数のメディアから、押川剛氏へのインタビューを予定。コミックス刊行後にリリースされる続報もご期待ください。

  • 著者コメント

原作:押川剛

児童養護施設を舞台とする漫画を作ろうと思い立ったのは、園長「徳川一」のモデルとなる人物(児童養護施設の三代目)との出会いがきっかけだ。それから約5年をかけてリサーチと取材を進め、このたび、満を持しての出発となった。児童養護施設も今は小規模化が進み、地域に分散して拠点を構える流れにある。地域に住む方々の理解と助力がますます必要になる中で、この漫画がその一助になれるよう、誠心誠意取り組んでいく。

構成:鈴木マサカズ

押川氏から新企画は児童養護施設が舞台であると聞き、実際に施設へ取材にいかせていただいて、『「子供を殺してください」という親たち』と対となるタイトル『それでも、親を愛する子供たち』が頭に思い浮かぶのは自然の成り行きでした。原作は押川氏、自分はネーム構成という立場に身を置き、今作の作画は『子供を〜』や『ケーキの切れない非行少年たち』のメインスタッフであるうえのくんにお願いをしました。

担当編集はチームをまとめるのに欠かせない存在である岩坂氏です。今回も万全の体制と自負しております。頑張ります。よろしくお願いいたします。

 

作画:うえのともや

自分の人生において初めての漫画連載となる作品として、今回この企画の話をいただきました。

いただいた話に喜びつつも企画の内容は「児童養護施設」やら「児童虐待」やら、自分の生活には無かった重い言葉ばかり。連載経験の無い自分に果たして務まるだろうかと不安もありましたが、たくさんの助けを頂戴しながら日々作画に奮闘しています。

とくに重視しているのは作中に登場する子供たちの表情。児童養護施設が舞台ということで、主人公に限らずこの作品にはそれぞれ辛い経験を耐え忍ぶたくさんの子供たちが登場します。

読者の中には現場で働く職員の方々や関係者、またはそういった子供たちの家族の方々も多くいることと思います。

ようやく第1巻の発売となりますが、この作品が本となり、より多くの方々に、嘘のない絵で子供たちの想いが届くことを願っています。

  • 著者プロフィール

原作:押川剛

1968年生まれ。福岡県北九州市出身。ジャーナリスト・ノンフィクション作家・株式会社トキワ精神保健事務所所長。専修大学中退、北九州市立大学卒。1996年、“説得”による「精神障害者移送サービス」を日本で初めて創始。移送後の自立・就労支援にも携わる。その活動は国内外から注目を浴び、ドキュメンタリーが多数放映される。著書に『子供部屋に入れない親たち』『「子供を殺してください」という親たち』など

 

構成:鈴木マサカズ

愛知県出身。京都精華大学芸術学部卒。スピリッツ増刊21(小学館)にてデビュー。著書に『無頼侍』(エンターブレイン)、『ダンダリン一◯一』(原作:田島隆/講談社)、『マトリズム』(日本文芸社)など。現在、『「子供を殺してください」という親たち』(原作:押川剛)、『ケーキの切れない非行少年たち』(原作:宮口幸治)、『それでも、親を愛する子供たち』(原作:押川剛 作画:うえのともや)、『教育虐待 ー子供を壊す「教育熱心」な親たち』(原作:石井光太 作画:ワダユウキ)を連載中。

 

作画:うえのともや

東京都出身。日本工学院八王子専門学校卒。月刊!スピリッツ(小学館)にて読み切りデビュー。本作「それでも、親を愛する子供たち」で初連載開始。

  • 書籍データ

【タイトル】

『それでも、親を愛する子供たち』第1巻

【著者名】

原作:押川剛

構成:鈴木マサカズ

作画:うえのともや

【発売日】

2024年5月9日(木)

【造本】

B6判型

【定価

770円(税込)

【ISBN】

978-4-10-772708-4

【URL】

https://www.shinchosha.co.jp/book/772708/

【タイトル】

『「子供を殺してください」という親たち』第15巻

【著者名】

原作:押川剛

漫画:鈴木マサカズ

【発売日】

2024年5月9日(木)

【造本】

B6判型

【定価

792円(税込)

【ISBN】

978-4-10-772715-2

【URL】

https://www.shinchosha.co.jp/book/772715/

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